医師の転職先として人気なのが美容医療です。
美容医療というと医師の道から外れるのではと考える人も多いのですが、実はそうではないようです。
ここでは美容医療に転職する医師の体験談から考えてみます。
最初に確認しておきたいことがあります。
それはどういう理由で、現在の職場から転職するのかです。
実際に転職した医師の体験談を見てみると、最も多いのが肉体的または精神的な疲れからというものでした。
特に急性期医療を行っている医師に多いのが、週2回の休みとあっても結局は休みが取れないというものです。
よく月に1度休みが取れればいいという人も多く、中には1日まとまった休みは勤務してから、取ったことがないという人もいました。
当然ですが医師も人間ですので、休みが取れなければいつかは壊れてしまいます。
そのため自分が壊れてしまう前に、転職をしようと決断する医師が多く見られました。
これと不随して多いのが、時間がとれないという意見です。
まったく自分のために使える時間がないことから、転職を決意したという医師もいました。
医療業界は特に人手不足が叫ばれていますので、どうしても医師や看護師といった現場で働く人たちにしわ寄せがきます。
実際に身体を壊す先輩がいたとする医師も多く、そうした先人の姿を見て転職を考える人が多いようです。
ではどうして美容医療の分野が人気なのかですが、答えはシンプルです。
休みがしっかりと取れる、時間がとれるという意見が非常に多く見られました。
美容医療の分野は基本的に入院が必要となる手術はありません。
ほとんどが日帰りの手術となりますので、24時間体制で患者さんを診る必要がないのです。
また仕事的にほぼ残業もありませんので、定時になれば帰ることができます。
さらに休みもきちんと取れると評判です。
一方で美容医療に進むことの葛藤を抱く医師もいました。
人の役に立ちたい、病気や怪我で苦しむ人を助けたい、などの初期衝動をもって医師になる人が多いです。
そのため美容医療という分野については、医師の道から外れるのではと考える人もいます。
しかし実際に美容医療の世界に入ってみると、悩みをもってクリニックを訪れる患者さんばかりだという体験談がありました。
自分のイメージでネガティブに捉えていたものの、働いてみると患者さんとの距離が近く、心と体のケアができるとのことで満足している医師もいます。
美容医療に転職した医師の体験談をまとめてみました。
休みがない、時間がとれないなどのことが転職のきっかけとしては、最も多いパターンです。
その悩みを解決してくれるのが、美容医療の分野であると言ってもいいでしょう。
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